■『プライベート☆れこ〜ず』 <1月2日 大沢由子さんの日記> |
今日はたぬき学園恒例の「書き初め会」でした。 でもわたしが参加していたのは在校生が行う書き初め会ではなく、地域活動の一環として学校周辺に住む男の子たちを招いて行う、書道教室を兼ねた「こども書き初め会」の方でした……。 | |
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「はい、それでは皆さん筆を置いて下さい」 紅白の垂れ幕で囲われた教室で、わたしは教壇の上から男の子たちに告げました。いちおう書道有段者ということで、この書き初め会の「先生」役を請け負っていたんです。 「……みんな男の子らしく元気な筆遣いで結構です。お上手ですよ。今日の書き初め会で書道に興味を持った人は、これから先もどんどん書き続けていって下さいね。筆遣いは書き続ければ書き続けるだけ上達していく部分もありますからね」 男の子たちが頬を染めながら晴着姿のわたしに熱い視線を注いでいるのを感じて、どこかくすぐったい気分になってしまいます。でもわたしは、その視線の熱さに「きれいな年上のお姉さん先生」に対する憧れ以上の物が含まれていることを十分承知していました。 「それじゃ、書道の筆遣いに関するお勉強はここまでです」 男の子たちがごくりと生唾を飲み込むのが聞こえ、思わずくすり、と小さな笑みが浮かんでしまいます。 「これからは、もっと楽しい……気持ちのいい筆遣いのお勉強を始めましょうね」 そう言いながら、わたしは着物の帯をゆるめ、胸元を開いていったのでした…… |
これまたお正月恒例の? 書き初め会ネタ……って、書き初めじゃなく筆おろしになってしまいましたが(^^;)大好きなオネショタが描けたので個人的に満足です。 大沢由子さん久しぶりに登場。登場する度に妖しいというかあぶないというか、そういったお嬢さんになっていってしまいます。 |