★ 「2003年12月13日:2年4組 守埼雄太くんの日記」 ★


……2ヶ月前のあの日から、僕はときどきルリ姉の裸を見せてもらえるようになった。
 とはいえ、今でもルリ姉を自分の部屋に呼んでお願いするのには結構な勇気が必要なんだけど。

「ん〜、またなの?……いいけどさ、もちろん『バイト代』ははずんでくれるんでしょーね?」
 今日もそんな軽口をたたきながら、湯上がりのルリ姉は身体に巻いていたバスタオルを脱ぎ捨てて僕の
ベッドに上がる。そして今までのように足を開こうとしたルリ姉を、僕は押しとどめた。
「あの……うしろ」
「え?」
「うしろから……うつぶせになって見せて欲しいん……だけど」
「はぁ?」
 ただでさえ裸見せてやってるのに、その上ポーズの指定なんかするかなこいつは〜……なんて
考えてるのがありありな表情でルリ姉が僕をにらみつける。
 ヤバ、欲張りすぎたかな……思わずショボーンとしてしまう僕だったけど、
「……ポーズの指定は、『追加料金』だからね」
 ルリ姉はそう言いながらベッドの上でコロリ、と身体の向きを変えた。

さっさと済ましちゃってよね
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 ベッドの上にうつぶせで横たわり、ルリ姉は身体をずらしながら軽く右足を曲げていく。
 足の曲がりにつれてルリ姉のおしりがきゅきゅっと動き、ルリ姉のアソコと……おシリの穴までが僕の目の前に。
「はい、これでいーの?」
「……………………」
……ルリ姉のうなじ。すらりと流れる背中から腰へと流れていくなめらかなライン。やっぱり大きくて白くて
丸くて柔らかそうなおシリ。そして、おシリの谷間から覗いてる、きゅっとすぼまったおシリの穴と、その下の……
「いーーーーーの?!」
 はっと我に戻ると、ルリ姉が肩越しに振り向いて、僕の方を見ていた。
「あ、う、うん」
 つい、見入ってしまった。我ながら浅ましいなぁ、と頬が熱くなってしまう。
「じゃ、さっさと済ましちゃってよね」
 そういうとルリ姉は、肩越しに向けていた顔を前に戻してしまった。
「……………」
 返事をするまでもなく、僕はもうとっくにガマンできない状態になっていた。左手でギンギンにボッキした
ペニスの根本を支え、右手で真っ赤に膨れ上がった先っちょをシコシコこすりはじめる。
 ハァハァハァと、吐息がどんどん荒くなっていく。
「ルリ姉……うっ……あ、ルリ姉……っ」
 無意識のうちに、僕はルリ姉の名前を呼んでしまう。大好きなひとの名前を。

 でも当のルリ姉は、おしりとアソコを見せつけているのに、それがなんでもないみたいにずっと前を向いたままだ。
 ルリ姉……ルリ姉は僕のこと、どう思ってるんだろう。どういうつもりで僕に裸を見せてくれてたりするんだろう。
 ほんの軽いバイト気分? 僕のことを哀れに思って? それとも、それとも……
 ルリ姉の気持ちが知りたい。でも、直接訊く勇気がない。そのもどかしさに僕は時々気が狂いそうになる。
 いっそのこと、いまここで、ルリ姉を犯してしまったら……そんなことさえ考えてしまう。

 でも実際にルリ姉と……その、セックスしちゃうなんてことになったら、どうなっちゃうんだろう。今までみたいに
一緒に暮らすことなんて出来るんだろうか?
……ルリ姉のアソコをうち割って、カラダの一番奥まで僕のペニスを押し込んで……膣の中で思いっきり射精して
しまうなんてことになってしまったら……

「あ、あ、ああっ!」
 その妄想は、今の僕にはあまりに刺激的すぎた。ほんの少しでも長くルリ姉を見ていたい、そのためだけに
引き延ばし引き延ばししていた性感が、一気に股間にこみ上げてきて……!!

「る……ルリねぇっ!!」

 僕は、思いっきり射精してしまった……

こっ……こらっ!
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「こっ……こら! 身体にかけるなって言ったでしょーに!」
 僕の吐き出した精液は、背中からおしり、太股にいたるまで、べっとりとルリ姉の身体を汚していた。
「………………………………ごめん」
 今の僕には、こんなことしかできないのか…… 確かに気持ちはよかったけど、それと同じぐらいむなしい気持ちを
心に抱きながら、僕はプンスカ怒ってるルリ姉の身体に飛び散った精液をティッシュで拭う。
「………あれ……?」
 そのとき、僕は気づいてしまった。
(濡れ……てる?)
 ルリ姉のアソコから、僕の出した精液でもない、ルリ姉の汗ともちがう、ぬるりとした液体がこぼれだしていたことを。
「……………………ッ!?」
 突然ルリ姉はまるで跳ねるようにベッドから飛び起きると、傍らに投げ捨てていたバスタオルを身体に巻き付けて
しまった。
「る、ルリ姉! まだ拭き終わってない……」
「いっ、いい! もういいから! あとは……じぶんでするっ!」
 そして真っ赤な顔で叫ぶように言い残して、ルリ姉は僕の部屋から出ていってしまった。
「……………」
 残されたのは、呆然とした僕。呆然としたまま、ついいままでルリ姉が横たわっていた僕のベッドに目を向けて、
僕はシーツの上に、小さいけれど、はっきりとした濡れ染みがあるのに気が付いた。
(ルリ姉……)
 女の人は興奮するとアソコが濡れてくるって、まだ実際に見たことはないけど、マンガや小説で聞いたことがある。
さっき見たルリ姉のアソコは、確かに濡れていた。そしてシーツに付いた、この染み……これが、そうなんだろうか。
 ルリ姉が急に飛び起きたのは、僕の手がおシリのあたりで止まったせいで、自分の身体の変化に気づいてしまったの
かもしれない。
 もし本当に、ルリ姉が「濡れて」いたのだとしたら……僕に何気ないふりで裸を見せながら、ルリ姉は……

「ルリ姉……」

 僕の頭の中は、ぐるぐると回り続けるばかりだった……



 あいかわらず難儀な弟クンですな(笑)
 でも決着が付くのはそう遠い日のことではないのかも知れません〜

 で、うまいエロ文が思いつかなくて保留していたルリ姉視点のザッピングを追加してみました。(2004-01-21)



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