★ 「2003年10月03日:3年1組 守埼瑠璃さんの日記」 ★


「はいはい、おまたせ〜」
 その夜、わたしはお風呂上がりの身体にバスタオル一枚という格好で、弟の部屋に行った。弟はパジャマ姿でわたしを待っていた。……体中に緊張を、そして期待をみなぎらせているのが見るからにわかってしまって、ちょっとおかしくなってしまう。
「なんかもう、ガマンできないって雰囲気ねぇ……そいじゃ、すぐはじめよっか」
 そういいながらわたしは弟の目の前でバスタオルを取って……下着もつけていない生まれたまんまのカラダ(笑)をベッドの上に横たえた。

いくらでも見ていいぞ♪
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「……わたしでよければ、いくらでも見ていいぞ。ホレホレ♪」
 いつかプールサイドで言ったせりふを繰り返しながら、わたしは大きく足を開いて、アソコに指を添えてみた。
 弟がごくりと生唾を飲むのがわかった。

……わたしの裸がどうしても見たい。弟がそんなことを言い出したときは正直
「ああ、ついにきたか」
と思った。
 どうも最近こいつの「アツい視線」をひしひしと感じてたし。やっぱ女の裸に興味があるお年頃なんだね。
 でもまぁ、いままで十何年も一緒に過ごしてきた弟に今更裸の一つや二つ見せたところで減るもんでもないし、ちょうど欲しかったスカートを「プレゼントしてくれる」というので、つい割のいいバイト気分で引き受けてしまったんだよね。

「いい? 見るだけだからね。もしさわったり変なことしようとしたらコロすからね」
 それでも一応念を押しておいて、わたしはなすがままに弟の前に裸をさらしてやった。
 弟の視線が、わたしの裸の上を行ったり来たりしているのを感じる。なかでも胸のあたりや腰回り……特にアソコのあたりなんか、まさしく視線でもういっこ穴があいてしまいそうなぐらいに(笑)。
 見る見るうちに膨らんでいく弟の股間をチラと見ながら、わたしはわざと意地悪な笑みを作ってみせる。
「ねぇ。はじめなよ、オナニー」
 はっとして弟がわたしの顔に目を向ける。
「どうせもうガマンできないんでしょ〜?」
……さすがに弟は躊躇してるみたい。そりゃそうでしょう。実の姉の目の前で浅ましくもボッキしたおチンチンをひっぱりだしてシコシコやる勇気があるかな、なんて思ってみたりもする。
 けれど、大きく膨らんだパジャマの前を押さえつけて切なそうにしている弟がだんだんかわいそうにも思えてきて結局わたしは助け船を出してしまった。
「お姉ちゃんがここまでサービスしてやってんだから、あんたもオナニーぐらいして見せなさいよ。あんなにちっちゃかったあんたのおチンチンがどれだけ立派になったか、この目で確かめてあ・げ・る♪」
 わたしの言葉に後押しされて決心が付いたのか……弟はパンツごとパジャマを膝までずりおろして、大きくなったペニスをわたしの目の前にさらけ出した。
 そしてハァハァと荒々しい吐息を漏らしながら、弟はわたしの目の前でペニスをしごきはじめちゃった。

ドキドキお姉ちゃん
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「しかしあんたのおチンチンも立派になったわねぇ。最後に一緒にお風呂入ったときはコーンなにちっちゃくって、まるで青唐辛子みたいだったのにさぁ……」
 そんな軽口を、弟に投げかけてみる。けれど平静を装いながら、わたしの目は弟の股間からそそり勃っているおチンチンに釘付けになってしまっていた。だって、ボッキしたおチンチン生で見るのなんて初めてなんだもん。
 しかし、こいつのおチンチンって……いったいいつの間にこんなになってたんだろう?
 最後に一緒にお風呂に入ったときはホントにちんまりしたのがぶら下がっているだけだったのに、今のそれは10何センチぐらいもあって、先っちょの皮がむけて赤黒いものが覗いていて、まるでお腹にくっつきそうなぐらい反り返ってる。
 もちろん、立派になったのはおチンチンだけじゃない。背丈も何年か前からわたしより高くなったし、胸板だって厚くなっちゃって。
 子犬みたいにお姉ちゃん、お姉ちゃんってぺたぺたくっついてきてた男の子が、だんだん「男」になってきてるんだよね。
……おっと、わたしが弟なんかに見入ってどうするんだ。胸に浮かびかけた妙な気分をはぐらかそうとしてわたしはさらに弟に軽口をたたいてみせる。
「へぇ、男の子のオナニーって、そんなふうに、するんだ……」
「そんなにこすって痛くないの?」
「そこのくびれのところが気持ちいいんだ?」
「あは、先っちょが濡れてる〜」
 いちいち中継されるのが恥ずかしいのか、弟の頬は一層赤くなっていく。それでもおチンチンをこする手を止めないのがなんだかいじましくて。(笑)
 もっと恥ずかしさをあおってやろうと、こんなことを言ってみたりする。
「あんた、いまなに考えてオナニーしてんの?」
「え……」
 弟が、どきりとしてわたしの顔に目を向ける。
「はっきり言ってみ? 言わないと、見せるのやめちゃうよ」
「ルリ姉……」
「もしかして、わたしとエッチしてるとこだったり?」
「……………………」
「ん?」
「…………………………そう、だよ……」
 しばらく躊躇した後、弟は白状した。
「ルリ姉と……エッチしてるとこ……」
「ふぅん……あんた、あたしとエッチしたいんだ……」
 呆れたような口調で答えながらも、内心わたしは結構動揺してた。
 ただ単に女の裸が見たくてわたしに声をかけたんじゃなくて……わたしの裸が見たくて声をかけたんだってこと?
 急にドキドキが胸にこみ上げてくる。自分が今すごいことしちゃってるんだって気分になってしまう。
 なのに今更「恥ずかしい」なんて逃げられないような気がして、口からはますますからかうような言葉が出ちゃったり。
「おっぱい吸ったりしたいの?」
「したい……乳首吸ったり、いっぱい揉んだり……」
「アソコ、さわりたい?」
「さわりたい……指で開いて、指挿れて、くちゅくちゅって……口で吸って、舌で舐めて……!」
「おチンチンも、挿れたいんだ……」
「挿れたいよ……一番奥まで……根本まで……っ!」
 弟が白状する妄想を聞かされるたびに、わたしの頭の中でもその妄想が描かれていった。
 弟に抱かれて、キスされて、オッパイ吸われて、アソコをさわられて……そして……
 普通に考えたら弟が実の姉にこんな妄想を抱くなんて許されないことだと思う。 けど、不思議なぐらいわたしは嫌らしさを感じなかった。それどころか、うれしさに似た気持ちを感じてさえいる。
 ああ、わたしはこいつにこんなにも求められてるのか……って。
『あ、やば……』
 わたしもコーフンし始めてた。身体の奥から熱いのがじゅんっ、ってわきあがってくる。息がどんどん荒くなって来ちゃう。
 なのに口からは弟を(そして……わたし自身を?)挑発するような言葉が止まらなくて……
「……わたしのなかでセーエキ、出したいの?……どぴゅっ!って?」
「し、したい……出したいよっ……」
 やばい、このままじゃやばい。わたしまで、変になっちゃう!?

「……うっ!!」

……その瞬間だった。弟が射精してしまったのは。


ぶっかけお姉ちゃん
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 弟の精液はわたしの顔に、胸にお腹に、そして下半身にまでべっとりと飛び散っていた。
「あ〜あ……なにやってんのよぉ〜!」
「……げっ!」
「げっ、じゃないわよ! んもう、気持ち悪ぅ〜……ほらもう!さっさとテュッシュ持ってきて!」
……なんてぶつくさ言いながらも、わたしは内心ほっとしていた。精液のねっとりとした感触の気持ち悪さのおかげでついさっきまでの妙な胸キュン気分が吹っ飛んでくれたから。
「ホントにいっぱい出して!……そんなに気持ちよかったの?」
「う、うん……」
「そう、そりゃよかったわね」
 わたしにきつく言われてしょげてる弟も、なんかいつもの調子に戻ってるみたい。だからわたしはベッド脇に放り投げていたバスタオルを身体に巻き付けると、部屋から出ていった。これ以上続けてるとホントにやばそうだったから。
 けれど。
「また見たくなったら、言ってくれたらいいわよ」
「 え?」

 つい言ってしまった。「また見たくなったら」なんて。
 またこんなことが起きるんじゃないかと、わたしは期待してるんだろうか。

「……んも〜、またお風呂はいらないといけないじゃない……」

 誰に言うでもなくぼやきながら、思いもしなかった弟の気持ちに、そして今でもそれをあまりイヤだと感じない自分の気持ちに、わたしの胸はどきどきしていた……



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