ホントはダミータンク外さないと出来ない作業なんですけどね〜。  眞楠はバイクに乗るのは得意でも、自分ではあまり整備をしたことがないって言うので、僕がちょくちょく簡単なところから教えてあげている。
 今日は眞楠のバイク(ワインレッドにペイントされたV−MAXだ)に<アーシング>なんかしてみることにした。
「ほら、だからワイヤーはフレームのここの下をくぐらせて……」
「こ、こう?」
「あ〜、だめだよ、そんなに曲げたら……ワイヤには負荷をかけすぎないようにしないと〜」
「んもぉ……いちいちうるさいなぁ〜〜」
 眞楠はどうも細かいことは苦手らしく、顔をしかめながらワイヤを引っ張ったりこねくり回したり。
「でもホントにこんなワイヤ張るだけで、性能アップするの?」
「それなりにね。……バイクの電気回路のマイナスアースは元々テキトーにされちゃってるんだ。それをきちんと整えてきれいな電流の流れを作ってやれば、ロスが減ってその分効率が上がるってわけ」
「あ、なるほどね」
 意を得たり、といった感じで眞楠がにこっと笑う。
人間でも体内の『気』の流れとか整えてやると健康になるっていうもんね。……今度あたしも自分に<アーシング>してみよっかな〜」
「あはは、なにバカなこと言ってんの」
 とか顔では笑いながらも僕は頭の中で別のことも考えていた。

( ……眞楠に<アーシング>する、っていったらこんなかんじかな〜)
「どーだい眞楠、<アーシング>された感想は?」
「あ、ああっ………はぁ、はぁ……あんっ、あ………!」
女体あーしんぐ〜(笑)
「うふふ。声も出ないぐらい気持ちイイのかい?……そーだろうなぁ。だって眞楠の感じるところをきれいにラインでつないで、同時に刺激するようにしてあげてるんだから」
「はぁっ、はぁっ……あ、うっ……!」
「アソコにはおっきいバイブ。おしりにはアナルローター。おへそにも忘れずパールローターを接続してあげたよ。……そして乳首とクリトリスには、ぴりぴりってくすぐるみたいに電気の刺激が走るようになってるんだよ」
「だっ、だめ、だめ……きちゃう……もうきちゃう……!」
「おいおい……まだつないでほんの数分しか経ってないのに、もうイっちゃうのかい? はしたない子だなぁ、眞楠は……♪」

「あ、あたし、あたし……はしたないの……はしたないのぉ! おっぱいと、おへそと、アソコと、あっ、おしりといっしょに刺激されて……しげきされて、イっちゃうのぉ〜〜〜〜〜〜ツ!!」

 びくん! びくん! びくんっ!

「ああ……そんなに身体をふるわせて……いっぱいおつゆをこぼして……いつもに増して感じやすくなっちゃってるんだね」
「あ、あ……あふぅ……」
「さ、それじゃ暖機運転はおしまい。今度は僕のピストンで眞楠のシリンダーをこすり上げてあげるよ♪」
「うん……きて……きて、はやくぅ……!」




・・・・・・・・・・・ 「……なに考えてるの?キミ」

 微妙にさめた眞楠の一言で、僕はふと我に返った。
「どうせエッチなことでしょ」
「な、なにを言うんだキミは〜。はっはっはっ」
 図星を指されてごまかし笑いする僕。でも、
「………それ」
 眞楠が視線で指し示す先で……僕のツナギの股間は『ご立派』になってしまっていたのだった。

「あんまりえっちなことばっか考えてるとバカになるよ」




……今回ばかりは、どうにも返しようのない僕なのだった……



 アーシングと言うより「ホットワイヤー」向きのネタだったかな〜(^▽^;)




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