今日は2月14日のバレンタインデー。たぬき学園校内では義理・本命を問わず無数のチョコレートが飛び交っているわけで、それはわが1年8組でも例外ではない。 ほら、僕の目の前にも一人の女子生徒がチョコを持ってやってきて…… 「はい、どうぞ……**くん」 それはアジア某国からの留学生、シャンティちゃんだったりして。 「あれ、僕にもくれるの?」 「はい……このクラスのみんな、わたしお世話になってます。だから、お礼の気持ちも込めてさし上げます」 流暢だけどどことなく微妙なイントネーションで話しながら、シャンティちゃんは恥ずかしそうに小さなチョコの包みを僕に差し出してくれたりして。 それは要するに義理チョコなんだけど、義理チョコでも嬉しくてしょうがないんだけど、あくまでもさりげない風を装って僕はそれを受け取ってみたりして。 「ありがとう、シャンティちゃん」 「いいえ、どういたしまして」 シャンティちゃんは恥ずかしそうににこっと微笑んだりして。そんな彼女に、僕はさらにさりげなさを装って言ってみたりして。 「でも同じチョコレートなら、シャンティちゃんのチョコレート色のカ・ラ・ダをパックンチョ♪ といただきたいなぁ〜〜」 なんて感じだったりして(笑)。 「まぁ……………」 見る見るうちに目の前のシャンティちゃんの頬が真っ赤に染まっていったりして。 まぁ、他の女子ならともかく、奥手でうぶなシャンティちゃんがこんな軽口に乗ってくれるはずがないわけで……とか思っていると、 「…………いいですよ」 「え?」 「い、いいです……よ? **くんになら……私、チョコレートになって食べられてあげていい……です」 顔を真っ赤にして俯き加減になりながら、でも僕の方にチラチラ視線を向けながらシャンティちゃんが言ってくれたりして! ……そして僕は、シャンティちゃんの手を取ると、そのままどこか空いた教室の中に飛び込んでいったりして!! |
……誰も居ない教室の中、ドアもカーテンも閉め切ったそこは薄暗かったりして。その中で、僕とシャンティちゃんは背中合わせになりながら服を脱いでいったりして(僕が脱がせてあげたかったんだけど、シャンティちゃんが恥ずかしがって、ということで)。 「でも、はじめてなんでしょ? 僕なんかでいいの? ……だって君には母国に親が決めた婚約者が……」 「ううん、いいんです……それはあくまでお父さん決めたことです。やっぱり私、初めては自分の選んだ男の人に、あげたいです……」 シャンティちゃんのそんなコトバに、僕の気持ちはどんどん高まっていったりして。 そして…… 「……いいですよ、**くん。 ……わたしを、食べて下さい……」 |
「だ、大丈夫?」 「だいじょうぶ……です。そのまま……さいごまで……!」 そんなけなげなシャンティちゃんの声に背中を押されるようにして、僕はとうとう、シャンティちゃんのおなかの奥まで、いきり勃ったイチモツを突き通してしまったりして……! 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」 声にならないシャンティちゃんのうめきと共に、アソコからは真っ赤な「はじめてのしるし」がにじみだしたりして…… |
「あ、あの〜」 「……でもって、今度は私が上になって動きます、とか言ってくれちゃったりしたりして……」 「あの〜〜」 「……ガンガンガンガン目一杯僕は腰を跳ね上げちゃったりして……」 「もしもし……?」 「……あ、あっ、だめ!そんなに突き上げたら私壊れちゃいますぅ! とか言っちゃったりなんかしたりして……」 「……あ、あの、**くん……?」 |
2月14日のバレンタインデー。日ごろの感謝の想いも込めてクラスメイト(男子だけではなくなぜか女子まで)にバレンタインチョコをプレゼントしていたシャンティさんは、差し出したチョコを受け取りもせず、うつろな笑みを浮かべたまま意味不明の呟きを漏らしながら別次元に飛んじゃってるような感じでぶつぶつと呟きを漏らし続ける**くんを目の前に 『……どうしたらいいんでしょう?』 と、ただ呆然と立ちつくすのでした…… |
まー、夢オチですな。てゆーか、シャンティさんの処女をこんな阿呆にやれるかよ(笑) ……しかしシャンティさんの婚約者ってどんな男なんでしょう?(<他人事みたいに言うな) バレンタインネタというよりも、シャンティさんの初制服姿(!)と、困り&恥じらい顔以外の初表情(!!)がメインだったりして。 |