3年2組 宮内奈月さん 今日は2月14日のバレンタインデー。たぬき学園校内でも
数多くの本命チョコや義理チョコが悲喜こもごもに飛び交って
います。
 そんな中、夕闇迫る放課後のとある教室では、一風変わった
……けれどもある意味たぬき学園らしいバレンタインの『儀式』
が行われようとしていたのでした。

*   *   *   *

「新藤ぉ、早く済ませてよね」
「わかってる、わかってるって」
 3年2組の新藤学君は、同じクラスの宮内奈月さんに促される
ままに、彼女に近づいていったのでした。

(以後、画像をクリックすると大きいのが別ウィンドウに出ます)
おケツ丸出し♪

 奈月さんはショーツだけを脱ぎ捨てるとスカートをまくり上げ、むき出しになったおシリを新藤君に向けています。
「ほら、さっさとしてよ……寒いんだってば」
 黄色みを帯びた夕方の日差しの中、そのなめらかな曲線を描く肌の上に薄く鳥肌が立っているのに新藤君は気付きました。
(宮内って……結構いいケツしてたんだなぁ)
 大きくまるまるとした奈月さんのおシリに新鮮な驚きと興奮を感じると同時に、クラスメートが尻を目の前にさらけ出されているその光景にどこか非現実感を覚えながら、新藤君は奈月さんに問いかけます。
「なぁ宮内、なんで俺とセックスする気になったんだ? ……俺達別に恋人でも何でもないのに」
「そうだね。あたしたちってばこの3年間なんでかずっとクラスが一緒だったってだけだし、話したのも休み時間とか班行動の時ぐらいしかなかったし」
 肩越しに振り返りながら、奈月さんが答えます。
「だったら、なんで」
「何でもなにも、そもそもあんたが『させろ』って言ったんじゃない」
 呆れたように奈月さんが答えます。
「今年もバレンタインデーに義理チョコあげようとしたら『義理チョコくれるぐらいなら義理マンコさせてくれ!』って」
「だからって、ほんとにさせるかなぁ? つきあい長いっていっても、ただのクラスメートなのに」
「……だからかなぁ」
「へ?」
「3年間同じクラスにいて、話も結構してたのに、クラスメート以上の関係に一回もならなかった。そんなあんただから、いっぺんエッチしてみようかな、って思ったのかも。なんか新しい一面が発見できるかもしれないし」
「なんだよ、それ」
「……まぁ、単なる好奇心よ好奇心。あんまり気にしないで」
 そして奈月さんは小さくにやりと口元をゆがめさせました。
「まさか新藤、これが『初めて』ってワケじゃないでしょうね?」
「バカにすんじゃねぇ。俺様のハイパー兵器でヒィヒィ言わせてやるぜ」
「ぷっ。俺様、だって」
 構わずに新藤君は奈月さんのおシリに手をかけます。
「あ、そうだ宮内、愛撫とかしといた方がいいよな?」
「ううん、いいよ。ゴムにもゼリーついてるから大丈夫だと思う……って、新藤、ちゃんとゴム着けてくれた? 中出しはヤだよ。あくまで『義理』なんだから」
「大丈夫だって」
 そして新藤君は奈月さんのおシリや太股、そしてアソコを眺めている間に(心の戸惑いとは全くの別物のように)すっかりピンピンになっていた自分のペニスに指を添えると、奈月さんのアソコの中にゆっくりと挿入していきました……

ズプッとな♪

「んっ……」
 パンパンに張りつめた新藤君の亀頭が膣口を割開いて侵入を開始した瞬間、奈月さんの唇から小さな吐息が漏れだしました。
「……大丈夫か? 痛くない?」
「う、うん。大丈夫。続けて」
 大丈夫といわれても何の愛撫もしていないのに入るのかな、と思いつつ腰を前に進めていく新藤君。
 でも彼のペニスは意外なほど容易くぬぷぬぷと奈月さんの胎内を押し分けて挿し込まれて行きました。
「お、おおっ……」
 柔らかく暖かい、けれど弾力いっぱいの肉壁がペニスを擦り上げていく感触に思わず声を上げながらも、新藤君はとうとう、ペニスを奈月さんの胎内いっぱいに、根本まで挿入してしまったのです。
「新藤のが……根本まで、入ってる……」
 ふぅ、と熱いため息をつきながら、小さく奈月さんが呟きます。
「あたしたち、セックスしちゃったね」
「お、おう……それじゃ、動くぞ」
「うん、いいよ」
 新藤君はゆっくりと腰を動かせ始めました。
(うそみてぇ。俺、宮内のオマンコにチンポ突っ込んでるよ……)
 今朝までただのクラスメートでしかなかった女子と、教室でセックスしている……まるで夢精の時に見るいやらしい夢のようなシチュエーションに、新藤君は行為を始めていても現実感を持てずにいました。腰を前後に動かし、奈月さんの膣壁を擦り上げるたびにペニスから生まれる快感にだんだん夢中になっていきながらも。
「ふふ……新藤のちんちん、大きい」
 不意に奈月さんが、微かな笑みを浮かべながら呟きました。
「大きいって……どれぐらい?」
「ん〜、今までで3番目ぐらい」
「ちぇっ」
「ね、あたしは、どぉ?」
「ん〜、一番気持ちイイ」
「ホント?」
「ば〜か、おせじだよ」
「なによ、もぉ……」
 まるで普段の学校生活で、休み時間でかわすような会話を続けながら、奈月さんと新藤君はお互いに身体を揺さぶり、セックスを続けます。
 けれどお互い身体を密着させて、粘膜と粘膜とで刺激を交換し続けているうちに、二人の体の中でくすぶり始めていた火は次第に大きく熱いものへと変化していくのでした……

パンパンハァハァ♪

「んっ、はっ、はっ、はっ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!」
 最初はゆっくりで小さかった新藤君の動きは、彼の体の中で膨れ上がっていく性感そのままに大きく激しいものへと変わっていきました。
 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんと、奈月さんのおシリと新藤君のお腹とがぶつかり合う音が教室の中に響き渡ります。
「あっ、あ、あ、新藤、きつい、きついって……ばぁっ……!」
 上半身がもたれかけさせていた黒板にゴツゴツぶつかるほどに腰を突き上げられて、思わず悲鳴にも似た声を上げる奈月さん。
その彼女の股間も、新藤君のペニスが勢いよく押し込まれる度にじゅぶっ、じゅぷっっと音を立て飛沫をまき散らすほどに潤ってしまっていて。
「し、新藤……き、きもち……いい?」
「あ、ああ、お前のオマンコ、すげー気持ちイイ……!」
 その言葉を裏付けるように、新藤君の腰の動きが一層激しさを増していきます。
「お、おれの、俺のチンポは、どう……なんだ?」
「んっ、あっ、ああ……ん、んっ、さ……」
「さ?」
「さんばんめ……」
「……このぉ……」
「ひぁんっ!?」
 突然股間に走った鋭い刺激に、思わず奇妙な声を上げて背筋を反らせてしまう奈月さん。
 いつの間にか奈月さんの身体の前に伸ばされていた新藤君の右手が、奈月さんのアソコのてっぺんで固く尖っているクリトリスを指先でつまみ上げたのです。
「だっ、駄目っ新藤っ、そこ、そこ弱いのっ!」
 くりくりと新藤君の指先がクリトリスの表面をなぞるたびに、いやいやをするように首を大きく振りながら訴える奈月さん。
「そうかそうか……宮内はここが弱いのか」
 奈月さんの反応に気をよくしながら、なおも刺激を続ける新藤君。
「ホントに……色々新しい発見があるよなぁ、宮内……ぃうっ!」
 そう言う新藤君自身も、クリトリスを弄るたびにきゅっきゅっと鋭く締め付けてくる奈月さんのアソコの刺激に、そろそろ限界を迎えようとしていたのです。
「み、宮内……俺もう、ヤバ……出そう」
「う、うん、イイよ、イって、出して、ビュッて、出してっ!」
「あ、あっ……宮内……みやうちっ……でっ、でるっ!」
「あ、はっ、あ、あ、あああああっ!」

びくびくびくん♪

『びくん、びくん、びくっ、びくっ、びゅくんっ!』

 奈月さんのアソコの中で限界に達した新藤君のペニスが大きく脈打ち、精液を発射していきます。
 被せられたコンドームを通してもなお感じられるその激しさと勢いに、奈月さんも絶頂に達していました。

「あ、ああっ、あ……あっ!」

 がくがくと力が抜けそうになる下半身を一生懸命踏ん張りながら、奈月さんは新藤君の射精をコンドーム越しに受け止め続けるのでした。

ぬるりん♪

「……ふぅ」
 しばしの後、新藤君は奈月さんの中からペニスを抜き出しました。萎えつつもまだ固さを残したペニスの先端で、大量の精液をため込んだコンドームがぶるり、と重たく揺れて。
「は、ぁ……」
 そして自分の中から異物が抜き取られていく感触に、奈月さんも胸の中に溜まった熱い吐息を大きく吐き出したのです……

*    *    *    *    *    *    *

「……まいっちゃったなー、アクマで『義理』のつもりだったのに、思わず本気エッチしちゃったよ〜」
 ぱっぱぱっぱと身支度を整えながら、照れくささを払うみたいに奈月さんはおどけた口調で。
「だって新藤、メッチャ頑張るん……」
「なぁ宮内」
 新藤君の呟きが、そんな奈月さんを遮ります。
「俺ら、つき合わない?」
「…………」
「なんかいままでクラスメートでしかなかったけど、気はあってるんだし、その、カラダの相性も悪くないみたいだってわかったし、これを機会に……」
「だ・め」
 今度は奈月さんが遮る番でした。
「あたしたち、そんなじゃないでしょ?」
「宮内」
「ホントにそう言う関係になれるなら、もっと前からなってるって。今度のはまぐれみたいなモンよ」
 そう言いながら笑う奈月さんは、新藤君の目には全く普段通りの彼女にしか見えなくて。
「だから、またいつものあたし達に戻りましょ」
「……ああ、そうだな」
 どことなく後ろ髪引かれるものを感じながらも、同じように笑って答える新藤君。
「じゃ、帰ろうか」
「うん。……あ、新藤」
「ん?」
「帰りに何かおごってよ」
「やなこった」
「けちー」


 そしてとあるバレンタインの情景は終わっていくのでした。ちゃんちゃん。




最初はクラス男子に一人ずつ義理マンコさせてあげる女の子、というお話にするつもりだったんですが
ちょっと気分で変えてみました。
……あんまりうちのサイトらしくない?

あと、バレンタイン=チョコネタはありきたりかなーとも思って。



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