僕は1年3組の浜村良。同じクラスの和泉響子ちゃんとつきあっている。
 彼女はツインテールのよく似合う、クラスでも1・2を争うぐらい人気のある女の子で、そんな子とえっちする間柄にまでおつきあいしていること自体は喜ぶべきことなんだけど……
 困ったことがただ一つ。
 響子ちゃんはとっても『わがまま』なんだ。


 五月のある日の1時間目。もちろん学校は授業中だ。
 けれどぼくと響子ちゃんは教室の中にいなかった。
 僕らがそのときいたのは……

「んっ……あっ、ああんっ!」
「きょ、響子ちゃん、おおきい、よ、声が……み、みんなに……っ、聞こえちゃうよ……!」

 僕らがいたのは、校舎のはずれの方にある男子トイレの個室の中だった。

1年3組 和泉響子さんと浜村良くん・トイレでコソ〜リえっち中〜♪

「まずいよ、響子ちゃん……っ……こんなとこで、じゅ、授業中になんて……」
「い、いいじゃない。授業中っても……自習なんだしぃ……」
 そう。1時間目が自習だとわかると、響子ちゃんは僕を教室から引っぱり出したんだ。『今すぐえっちがしたい』って。
 さすがに僕もそれはまずいと思って抵抗したんだけど、結局彼女の<わがままパワー>に押し切られてこうなっちゃったいうわけ。
……まいっちゃうなぁ。
「そんなこと言ってる良くんだって、こんなにコーフンしてるくせにぃ……♪」
「あうっ」
 きゅうっ! とアソコの中でペニスを締め付けられて、僕は思わずうめいてしまう。
 そうだよね。なんだかんだ言っても今こうやってる時点で、僕も同罪なんだ。……こうなったら一刻も早く響子ちゃんを満足させて、教室に戻らないと。
 そんなことを思っていたときだった。
「……ごめんね、りょう……くん」
 あえぎ声の中から響子ちゃんがささやいてきたのは、予想もしていなかった言葉だった。
「響子……ちゃん?」
「あたし、良くんと一緒にいたい……んっ……いっしょに、えっちしたいって思ったら……も、もう、がまんできなかったの…… 放課後までなんて、待てなかった……のぉっ……!」
 ささやきながら、響子ちゃんは僕にしがみついてくる。
「良くんが好きだから……あたし、好きだから……ごめんね、あたし、えっちでごめんね、わがままいってごめんね……きらったり、しないでね……ぇっ!」
 後半は、涙声になりかけていた。
「響子ちゃん……!」
 僕も空いている左手で、響子ちゃんを抱きしめる。抱きしめずになんかいられなかった。
「好きだよ……僕も、好きだよ……!」
 勝手に腰の動きがどんどん、どんどん早くなっていってしまう。
 僕に突かれた響子ちゃんの身体が、個室のドアをがたがたと揺らしてしまう。
「すっ、すごい……すごいよ、良……っ、くぅんっ……あ、あ……ああ、ああんっ!」
 響子ちゃんはもう、声を抑えていなかった。
 でももう、僕ももうそんなことなんか気にしていなかった。
 見つかって先生に怒られたっていいと思いながら、僕は響子ちゃんとのえっちに夢中になっていった。
「響子ちゃん、響子ちゃん……響子ちゃん響子ちゃん響子ちゃんっ!」
「くっ、くる……くるよ良くんっ、すごいのが、すごいのが来ちゃうっ!!」

 そして、僕が思いっきり響子ちゃんの中に、ペニスを突き上げた瞬間だった。

1年3組 和泉響子さんと浜村良くん・ひにっしゅ〜

「んっ……ふっ……ん、くぅっ……!」
 響子ちゃんは身体をふるふると震わせながら、イってしまった。
「あ、あ……っ」
 ぎゅぅっ! とアソコを締め付けられて、僕もとうとうイってしまった。
 どくどくと響子ちゃんの中に射精しながら、その気持ちよさに足を支えきれなくなって、僕はずるずると後の洋式便器の上に座り込んでしまった。……響子ちゃんを抱きかかえたまま。
「りょう、くん……♪」
 耳元でささやく、満足げな響子ちゃんの熱い吐息が、とても心地よかった……


「……そこ、残ってるよ、ちゃんと拭いてよぉ」
「はいはい……」
 絶頂の余韻も薄れたあと、響子ちゃんの命じるまま、ティッシュを片手に彼女のアソコや太ももに残っている自分の精液をこしこしと拭っていると、うふふ、と響子ちゃんが笑った。
「最初は引き気味だったくせに、結局……良くんもノリノリだったねぇ?」
「あっ、あれは……」
 顔がかあっと赤くなるのを感じながら、僕は言い返す。
「響子ちゃんが……あんなこと、言うからじゃないか……」
「んふふ〜」
 そんな僕を見ながら、なんだか楽しそうな響子ちゃん。……結局、僕はこの子に乗せられてしまっただけなんだろうか。
「でもね……ウソじゃないよ」
「え?」
「いつもあたしのわがままにつきあってくれて、ありがと。……大好きだよ、良くん♪」
「響子ちゃん……」
 そのとき、キンコンカンコンと1時限目の終了を告げるチャイムが聞こえてきた。
「それじゃ、もどろっか。良くん」
「う、うん」
「ん〜、朝からすっきりしちゃったおかげで、今日は勉強がんばれそーだなぁ♪」
 身支度も整えた響子ちゃんははつらつとしていてついさっきまでエッチをしていたなんて微塵も感じさせない様子なのが、すでにへとへとな僕には信じられない。
「なにしてんの良くん。ほら! 早くしないと2時限目に遅れちゃうよ〜?」
「…………うん」

 響子ちゃんのことは好きだけど、とっても好きだけど……この子とつきあっていくのってホントに大変だよなぁ、と思わずにはいられない僕だった……

*    *    *    *    *    *    *

 今年度初セックス分っス。とりあえずはお気に入りの和泉響子ちゃんを描きたかった、と。
『エロゲのビジュアルっぽい絵』を意識したけど、トリミングしたらトイレの中だって分かりにくい絵になってしまった……
 反省反省。



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