■きゃんぱすアルバム

  <放課後の教室にて>



『自分の行動には自分で責任を持て』
 それが唯一の校則であるたぬき学園は何をやっても許される気ままな場所だとよく誤解されているのですが、学園側(=教師側)が定めた校則に代わり、より良く楽しやらしい学園生活をすごしていくために生徒たち自身が定めた不文律が存在しています。そしてそれから逸脱した生徒はその責任を取らなければならないのです。
 そう、今回登場の2年5組・鴻上清香さんのように……

*    *    *    *    *    *

 とある日の放課後、2年5組の教室内は男子生徒たちの異様な熱気で盛り上がっていました。
「お、おい鴻上、早く始めろよぉ」
「今更じらしてもしょうがないだろ? 罰なんだから、罰!」
「み、見せてよ鴻上さんっ!」
「鴻上さんっ!」
「こーうがみ! こーうがみっ!」
2ねん5くみ・こうがみさやかさん
「……わ、わかってるわよぉ、もう……」
 しまいには名前コールまで始める男子たち十数人の中で一人居心地悪そうに佇んでいた鴻上さんは、しぶしぶ用意されていたテーブルの上に登り……大きく足を開いたのでした。
ご開帳〜
「「「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」」」

 教室内にとどろくような歓声を上げると同時に、男子たちは一斉にその視線を鴻上さんの両足の間に……女の子の一番大事な部分を隠しているショーツに向けたのです。
くっきり食い込み♪
「こ、鴻上のパンツだぁ……パンツだぁ!」
「く、くいこんでる……」
「なんだ縞パンじゃないのかよぉ……」
「ばかやろやっぱパンツは白だよ白!」
「あ、あの下に鴻上さんのおマ●コが……おマ●コが……!」

(あ〜あ……何であたしがこんなコトしなきゃならないのよ……)

……興奮に顔を紅潮させ、ハァハァと荒い吐息をつきながらにじり寄るようにして股間を見つめてくる男子たちに、内心でため息をつく鴻上さん。その彼女に、男子の一人がにやにや笑いを浮かべながら言いました。
「おい鴻上ぃ、パンツにシミついてっぞ♪」
「えっ!?」
 ドキッとする鴻上さん。
こちらでーす♪(^^;
「え? あ! ほんとだ! シミついてる!」
「う……ちょっとガッカリ……」
「何言ってんだてめぇ! 女の子の染みつきパンツなんてご褒美じゃんか!」
「ね、ね、それ何のシミ?……やっぱおシッコ?」
「カレシとえっちした時のおつゆシミ……とか?」
「……ばっ……ばかっ! ジロジロ見ないでよっ!」
 慌ててショーツを隠そうとする鴻上さんを、それまで黙って傍で見ていたたぬき学園風紀委員長・3年1組の坂之上保くんが押しととどめました。
「鴻上さん、隠しちゃダメだろう? ちゃんと彼らに見せてあげたまえ」
「で、でも……」
「自業自得だろう?」
「………はい」
 渋々隠そうとしていた手をどける鴻上さん。そして風紀委員長は盛り上がっている男子たちに言いました。
「きみたち、しみパンに興奮する気持ちはわかるがもっと見たいものがあるんじゃないのか? 本来の目的を忘れてないか?」
 そのことばにはっと我に戻る男子たち。
「……そ、そーだったそーだった」
「こ、鴻上さん、脱いで、脱いで!」
「ぱんつ脱いで!」
「ぱ・ん・つ! ぱ・ん・つ! ぱ・ん・つ! ぱ・ん・つ!」
「………………………………………………」
 思わず助けを求めるように目を向けた風紀委員長が『やりなさい』と言わんばかりに頷くのを見て、鴻上さんは渋々ショーツに指をかけると、もじもじと脱ぎ捨て……隠すもののなくなった股間を男子たちの目の前に晒したのです。
ご開帳その2〜
「「「おおおお〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」」」

 ショーツを晒したときよりもさらに大きな歓声が上がり、文字通りかぶりつくような勢いで男子たちは鴻上さんの股間に殺到しました。
「こ、鴻上のマ●コ!マ●コだぁ!」
「お、おれ……初めて女の子のマ●コ生で見たぁ……」
「こ、ここにチ●ポ挿れるのかぁ……挿れるのかぁ……!」
「お、おおう……ケツの穴まで丸見え……」
生マ●コ〜
 口々に好き勝手な言葉を漏らしながら鴻上さんの股間を凝視している男子たち、そのズボンの前がどんどん大きく膨張していきます。そして男子の一人が大きくなった股間を押さえながら苦しそうに風紀委員長に訴えました。
「あ、あの委員長。オナ……抜いても、いいですか?」
 風紀委員長は大きく頷きました。
「思う存分抜きたまえ。そのために鴻上さんがこうやってくれてるんだから」
「は、はい!」
 訴え出た男子があわただしげにズボンの前をゆるめ、カチカチに勃起したペニスを引っ張り出して扱き始めたのを見て、他の男子たちも後を追うように勃起ペニスを扱き始めました。

(う……あたしが見てる目の前でオナニーなんか始めないでよぉ〜〜〜!)

 なんであたしこんなことさせられてんだろ。やっぱ授業さぼってえっちなんかするんじゃなかった……と思う鴻上さん。でももう後の祭りです。

 そう、鴻上さんは『えっちするなら休み時間』というたぬき学園生徒の不文律を破った罰として、『特定の相手のいない男子たちが性欲解消するための補助奉仕活動』をたぬき学園生徒会から命じられていたのでした。風紀委員長が自業自得と言ったのはそういう意味だったのです。

 ハァハァと荒々しく熱い吐息を吐きながら、男子の一人が鴻上さんに尋ねます。
「な、なぁ鴻上……おまえ、カレシいるんだろ。そ、そいつとはセックス…してんの?」
 ぎょっとする鴻上さん。
「な、何でそんなことあんたに答え……」
 と言いかけたのですが、
「……してる」
 しぶしぶそう答えました。奉仕活動の規則として、参加している男子の質問には正直に答える義務を負わされているのです。
「だ、だよね……授業さぼってしてるの見つかって、今こうしてるんだもんね……ううっ」
「じゃ、じゃぁ、週に何回ぐらい……カレシとしてん……の?」
 後を追うように別の男子が尋ねます。
「週に……3,4回ぐらい……」
「ど、どこでするの?」
「あたしん家とか、学校とか……たまに、ホテル……」
「中出しされたこと……はぁはぁ……あ、あるの?」
「さ、最初だけ……あとはちゃんとゴム……つけて……」
「フェラ、フェラチオ、したことあるのか?」
「う……うん。ある……」
「ああ……ちくしょぉ……鴻上とセックス……うらやましいなぁ……!」
結構熱くなってきてる?
(んもぉなによこいつら……いやらしいことばっか訊いてきて……!!)

 鴻上さんのセックスライフ? に関する質問を根掘り葉掘り繰り返しながら、自分自身の勃起ペニスを扱き上げている男子生徒たちの手の動きはより早くより激しくなっていきます。きっと頭の中で、鴻上さんとカレシとのえっちを思い描いて興奮を高めているのでしょう。

(キモい……こいつらキモいよ! だから彼女も出来なくてオナニーばっかするハメになるのよっ!)

 教室の中に満たされていく男子たちの異様な熱気と情念に嫌悪感を覚え、身を震わせる鴻上さん。でも彼女自身も、まるで自分を祭壇の上に奉られた女神(あるいは生け贄)のように取り巻きながら一心不乱にオナニーし続けている男子たちの異様な熱気と情念に、お腹の奥から何か熱いものがこみ上げてくるのを感じていたのです。
ぬれぬれ生マ●コ〜
「お、おぅ……鴻上さんの、アソコ、なんか濡れてきてる……っッ!」
「ね、ね、興奮してるの?俺らのオナニー見て興奮してるの?」
「ちくしょぉ……このおマ●コの中にチ●ポ挿れて……中出しした奴がいるのかよぉ……!!」
「ああちくしょぉ……俺もセックスしてぇ……!」
「鴻上さんとセックスしたいよぉ……!」
割といっぱいいっぱいな鴻上さん
(な、なによ、なによこいつら……お、おわってよ! 早く精液出しちゃってよ……!)

 もう鴻上さん自身もこの場の雰囲気に飲まれ興奮し始めているのを自覚していました。

(……こ、このままじゃ、なんかあたしまで変に……へんになっちゃいそう……!!)

 そして思わずスカートをたくし上げている指先が、とろりとお汁をこぼし始めているおマ●コに伸びていってしまいそうになった、その時でした。

「おっ、俺、俺……もう……イクっ!」
「………ううっ!」
「あああっ!」
「…………………………………!!!!!!!」
「でっ、出る! 出るよっ、鴻上さんっ!」
「んっ、うむぅっ!」
「イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううううッ!」

 ある者は大きな声を上げながら、そしてある者は押し殺したうめきを漏らしながら絶頂に達し、手のひらで握りしめた勃起ペニスの先端から、たぎりにたぎった情念の白濁液を吹き上げていったのです。
ぶっかけー
「ちょっ……やっ、な……何するのよっ!!!!????」

 鴻上さんが悲鳴を上げてしまったのも無理はありません。男子生徒たちの放った精液は見事な放物線を描いて彼女の太腿からお尻、そしてスカートにまで降り注いでいったのですから。
「………ふぃ〜〜〜、出た出た。いっぱいでたー♪」
「久しぶりに気持ちいいオナニーだったぜー♪」
「やっぱオカズがいいとごはんがオイシイよねー♪」
 その一方でたぎりにたぎっていた情欲を解放しきった男子生徒たちは早くも賢者モードだったりするのです。
「それじゃ鴻上さん、ありがとね」
「恥ずかしいコトさせてわるかったなー」
「…………え、え? ちょ、ちょっと?」
 口々に爽やかなお礼の言葉を発しながらその場から去っていこうとする男子生徒たちを、鴻上さんは思わず呼び止めていました。
「え、なに?」
「なにって、その……」
……言えるわけもありませんでした。彼らのオナニーに当てられてしまって、アソコがむずむず感じちゃってどうしようもないなんて。呼び止めたところでまさかそのまま男子生徒たちに興奮を鎮めて貰うなんてことできるわけもないのに。
「きみたち、気をつけて帰れよ」
 鴻上さんがもじもじしている間に、風紀委員長は男子生徒たちを送り出してしまいました。
「それじゃ鴻上さん、後始末をよろしく」
 そして水をくんだバケツと雑巾、濡れティッシュのパックを鴻上さんの横たわるテーブルのそばに置いたのでした。
「え、うそ、あたしが……掃除するんですか?これ?」
「それを含めての罰だからね」
 生徒会室で待ってるから始末し終わったら報告に来るように、と言い残して去っていった風紀委員長の背中を見送りながら、鴻上さんはただただ途方に暮れるばかりでした。

「……どーするのよぉ……これぇ……(色んな意味で)」

ぬれぬれぶっかけ生マ●コ〜
……もう二度と授業さぼってえっちなんかしない。そう思わずにはいられない鴻上さんなのでした。





 このように学び舎で勉強し成長していくという学生の本分から外れた生徒はそれなりにペナルティを払わされるというお話でした。
 次はちゃんとえっちしてるお話を描こうと思います(^^;



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