たぬき学園体育祭2005」

 2005年度たぬき学園体育祭では女子による『てんびん競走』が始まっていました。
 これは左右のおっぱいをてんびんに見立て、乳首から同じ重さの分銅をぶら下げながら走ってゴールを目指す……というシンプルな競技なのですが、選手が走るたびにあばれ跳ねる分銅に引っ張られてぷるんぷるんと弾むおっぱいが見られるということで、結構な人気種目でもあったりするのです。
 そして今回そのてんびん競走でひときわ観客の目を引いているのは、3年3組の木幡幸さんだったのです……
てんびん競走〜
「はっ、はっ、はっ、っ、はぁ、はぁっ、はぁっ……!」

 親しみを込めてクラスメートから『おかあさん』と呼ばれるに相応しい、ふくよかな肢体を弾ませながら幸さんは一生懸命にゴールを目指します。……けれどその頬は真っ赤に紅潮し、むちむちぴちぴちの全身からは玉のような汗が滴り落ちています。

(ああ……みんなに見られてるぅ〜〜……ぶるまからはみ出してるおなかの肉……ぶるぶるゆれてるおっぱい……はずかしいよぉ〜〜〜〜〜……)

 でも、彼女の頬が紅いのは、そんな羞恥心からばかりではなかったのです。

(なんで……なんで? なんで走るたびに……んっ……おもりに引っ張られるたびに……はぁっ……ち、乳首が……ジンジン、して来ちゃうのよぉ……ッ!)

 それは痛みではなく、はっきりとした快感でした。そう、幸さんが時々自分で自分を慰めるために乳首をいじった時に感じたのと同じような……

(あ、あっ……だめっ……だめっ! あそこ……あそこ、濡れてきちゃった……乳首のジンジンがあそこにうつっちゃう……ぶるまに、ぶるまに、ぬるぬる……熱いぬるぬる、染み込んでいっちゃうッ……!)

 もはやぶるまに染み込むどころか、太股に伝うまでに濡れた股間をもじもじ擦り合わせながらよろよろとゴールに進んで行くしかない幸さん。

……彼女は知らなかったのです。この競技に参加する選手全員の乳首に『痛み止め』と称して塗られたクリームの中に、性感を高めるおクスリが混ぜ込まれていたということを……

*    *    *    *    *

 一方、1年5組の白鳥かれんさんは『400mリレー』に出場していました。
 一般的なリレー競技と同じく、4人の選手が100mごとにバトンを受け渡ししてゴールを目指すといった競技内容なのですが、そこはたぬき学園。バトンとは超極太なオトナのオモチャ。それを選手たちは股間に挟みながらコースを進んで行かなければならなかったりするのでした。

「か……かれん! あと、よ、よろしく……っ!」
「りょーかいっ!……きゃっ!?」

 走ってきたチームメイトから熱く荒い吐息をと共に渡された<バトン>を股間から股間に受け取り……かれんさんは思わず声を上げてしまいました。

(なっ、なにこれ……ぬるぬるっ?)

 そう、股間に受け渡された<バトン>は先っちょから根元まで、ヌルヌルした液体にまみれていたのです。
400mりれ〜

(わっ、わわっ……滑っちゃうっ、落ちちゃうっ!)

<バトン>を落とすと失格になりますから、かれんさんは慌ててむっちりした太股に力を込めて<バトン>を股間の三角地帯に挟み込みました。

(あっ………)

 挟み込んだその瞬間、かれんさんは背筋に電流にも似た刺激が走るのを感じてしまいました。
<バトン>は単なる張り型ではなく、電動式のバイブレーターだったのです。しかもその半ばあたりから小枝のように生えている震える突起が、狙い澄ましたようにぶるまの下で息づくかれんさんのクリトリスをつつきあげていたのです。

(んっ、あ、やだっ!)

 生まれて初めて感じるバイブの刺激に驚き、思わず太股に込めた力を緩めてしまったかれんさん。けれどその途端にぬるぬるの極太バイブは股間からぬるりと滑り落ちそうになってしまって……

(ん、つっ、んんっ!)

 かれんさんはブルブルと震えるバイブをきゅちっ! っと太股で挟み込み、股間に押しつけざるを得ないのです。

(やっ、やだこれ……こんなに太いの……ぶるぶる、じんじん……あそこ、ビリビリしてくるぅ……)

 思わず股間をのぞき見ると、まるでそこから巨大なおチンチンがにゅうっ! とそそり勃っているみたいです。しかもそれは絶え間なくブルブルと震え、かれんさんの一番感じる恥ずかしい部分を責め立てていくのでした。

(い、いやだ……こんなのいやらしい……いやらしいよぉ……!)

 カレシもいて、えっちの経験もあるかれんさん。でもこんな器具を実際に見るのも初めてなら触るのも初めてだったのです。

(いやらしい……いやらしい……けど……)

……きもちいい。
 生まれて初めて触れる器具から股間に与えられてくる刺激は、今まで感じてきた指でのオナニーやカレシとのえっちとも異なる、生まれて初めての快感だったのです。

(あ、あっ……やだ、あたしっ……)

 あそこの奥からにじみ出てきたおつゆでぶるまがじんわりと湿り、じくじくと濡れて、そしてバイブの上にとろり、と滴っていきます。

(だめ……だめっ……こんなの……は、早く、次の子に渡しちゃわないと……!)

 カレシがいるのにこんなのがクセになったりしたらインランになっちゃう……そんなことを考えながら、ヨタヨタとかれんさんはコースを進んでいきます。

……きっと次の選手に手渡されるまでには、さらにたっぷりと新しいヌルヌルが<バトン>の上にまぶされていることでしょう……



 体育祭『てんびん競走』『400mリレー』でした……というより、ぽっちゃりさんネタ。
 今回は普段出番の少ない二人に登場してもらいました(後の二人はレギュラーエピソードでの登場多いですしね……)。
 ちなみに『てんびん競走』には、おっぱいが大きい方がおもりが取り付けやすくそして落ちにくいから、『リレー』には、太股がむっちりしていればしているほどバトンを落としにくくなる……という理由でぽっちゃりさんの出場率が高くなっていたりすると言う設定。……久々にぽっちゃりさんを描いたら、押さえが効かなくってちょっとえらいことになってしまったような気が。
 苦手な人にはごめんなさい、かも(^_^;)

 ぽっちゃりさん希望のリクエストはじおさん、リレーというアイディアはgeogeigeeさんから戴きました。ありがとうございます〜



** 『イベントあるばむ』トップへ戻ります **